長崎より愛をこめて

 今回は、自分の愛読書でもある青池保子「エロイカより愛をこめて」をネタにしました。

事の発端は、「ジャーニー」の第一話に出てきたドイツ人クラウス(声はトキでした)が、

もしも「鉄のクラウス」だったら。青池先生ならどう描くか・・・と考えたのが始まりでした。

長崎で行われるシーボルトを記念する日独友好祭で遠藤晶が演奏する

ハプスブルグ家ゆかりのバイオリンをめぐってエーベルバッハ少佐とエロイカの駆け引き、

そして少佐の部下ウムラウトと松岡千恵の淡い恋・・・もちろん名セリフ「アラスカに行け!」もあります。

青池保子版「少女のためのヴァイオリン・ソナタ 」

は、こんな感じでしょうね。


登場人物
遠藤晶:
今回の主人公。ハプスブルグ家ゆかりのバイオリンを演奏することとなったがために
      騒ぎに巻き込まれてしまう・・・。

クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ:
      別名「鉄のクラウス」。NATO情報部の少佐でバリバリの硬派。今回の一件で
      「工藤ちゃん」している自分が情けなくなる一面も・・・。

ドリアン・レッド・グローリア伯爵:
      別名「エロイカ」。英国の貴族であり晶の父親の会社と取引している会社を経営。
      ただし、裏の顔は泥棒。美しい物をこよなく愛する。

松岡千恵:
もう一人の主人公。友好祭でのアマチュアバンド演奏に出演。

部下ウムラウト:
少佐の部下。旧東独ライプツィヒ出身。東西統一時に両親がシュタージ
          (東独秘密警察)の諜報部員であったことが発覚し、家庭崩壊。
          家出し、ベルリンで少佐と出逢う。元パンクバンドDDRのリーダー。



     1:少佐、日本へ

    2:伯爵、行動開始!

    3:福岡にて


    4:接触(1)

     5:接触(2)

     6:接触(3)

     7:フェスティバル(1)

     8:フェスティバル(2)

     9:長崎より愛をこめて



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